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事業者

2025.05.01

株式会社ひまわり観光

『働く親の味方 ―「ひまわり観光」が実現する、きめ細かな両立支援』— 社員の声を大切にした働きやすい環境づくり

#こども・子育て応援 #共働き・共育て

■活動名
従業員の育児・両立支援制度の充実
■団体名
株式会社ひまわり観光
■エリア
嘉麻市

従業員30名が働き、県の子育て応援宣言企業である株式会社ひまわり観光は、「人は宝」という考えのもと、「働く」と「育てる」の両立を目指し、支援体制を構築しています。二代目である中村瑠梨社長は、自らが社員に制度を説明するなど、トップダウンで両立支援を推進し、社員一人ひとりの家庭と職場の調和を実現しています。

具体的な活動内容

ひまわり観光の両立支援の特長は、「休みたい時に気兼ねなく休める」という企業文化を基盤とした、きめ細かなサポート体制にあります。社員との日常的なコミュニケーションを大切にし、一人ひとりの状況に寄り添う姿勢が両立支援の根底にあります。

たとえば、育児休業を取得する際は、中村社長自らが制度を丁寧に説明し、休業中も同僚との情報交換を促進することで、スムーズな職場復帰をサポートしています。実際に、育休取得者が赤ちゃんを連れて職場に顔を出すなど、自然な形での職場復帰が実現しています。加えて、子育て期の社員には、短時間勤務やパート勤務への転換も可能とし、状況に応じた働き方を支援しています。

また、中学校入学前のこどもを育てる従業員には、看護休暇制度(※)を設けています。あわせて、学校行事やこどもの部活動といった子育てに関わる場面でも、安心して休暇を取得できるよう環境づくりにも力を入れています。

ひまわり観光では、「人は宝」という思いを土台に、家族との時間を大切にできる職場環境の実現を着実に進めています。

※ひまわり観光では、こどもの病気やけがの際に取得できる看護休暇制度を中学校入学前のこどもを育てる従業員を対象に設けています。

活動の背景

「すごく優秀な社員から突然『辞めたい』と言われたんです。理由を聞くと、子育てと仕事の両立が難しいと。なんとか働き続けてもらいたいと思い、制度を整えることにしました」と中村社長は振り返ります。

中村社長自身、以前勤めていた職場で、ハードワークな環境を経験しており、そのような経験を通じて感じたことについて、「その子の成長は、その瞬間にしかないものがあります。その大切な瞬間に関われるよう、極力努力したい」と語ります。

中村社長は二代目社長として、新しい時代に即した働き方を模索する中で、「会社は家族の幸せの土台であるべき」という考えに至りました。そして、育休取得のサポートはもちろん、復帰後も無理なく働ける環境整備など、地域に根差した企業として、この考えを形にしていきたいと考えています。

社員の声

(女性社員)
「育休制度について社長から直接説明を受け、安心して取得を決めることができました。休業中も同僚が連絡をくれて、職場とのつながりを感じられました。復帰後も赤ちゃんを連れて職場に顔を出せる雰囲気が、とても心強かったです」

(育休取得者)
「職場の仲間が連絡をくれたおかげで、会社とつながっている実感が持てました」

(男性社員)
「こどもの部活動の試合で看護休暇を取得しました。以前は言い出しにくい雰囲気でしたが、今は上司や同僚の理解もあり、子育てに関する休暇を取得しやすくなりました」

これからのこと

今後の展望について中村社長は、「休みたい時に気兼ねなく休める職場文化を築きたい」と語ります。特に看護休暇の活用を促進し、性別を問わず子育てと仕事を両立できる環境づくりを進め、地域に根差した企業として、従業員一人ひとりの家庭生活の充実を支援していくとのことです。
 

ひまわり観光ホームページ
https://himawari-bus.com/


(取材日:2025年1月8日)

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