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地域・団体

2025.03.26

九州産業大学造形短期大学部造形芸術学科/NPO法人次世代のチカラFUKUOKA

「思い出のランドセル、新たな笑顔へ」~福岡発、広がるこどもたちへの希望のバトン~

#こども・子育て応援 #こども・若者主体のアクション #体験型等こどもの育ち応援

■活動名
ランドセルランド
■団体名
九州産業大学造形短期大学部造形芸術学科/NPO法人次世代のチカラFUKUOKA/協賛企業多数
■エリア
福岡県内

福岡市で始まった「ランドセルランド」は、大切に使われたランドセルを次のこどもたちへ無償で贈る取り組みです。九州産業大学造形短期大学部と NPO 法人次世代のチカラ FUKUOKAの共同企画により2024年度で活動は3年目となります。同年度は、4つの大学と地元企業の協力を得て、福岡市・久留米市・北九州市の3会場で、過去最大規模で開催されました。

具体的な活動内容

心をつなぐランドセルの架け橋

イベントでは、こどもたちが展示された中から自分だけの「運命のランドセル」を選ぶ特別な時間や、通学路体験、工作・ゲーム体験などの企画で、こどもたちの思い出づくりを支援します。さらに、学生と地元企業が心を込めて作ったオリジナル化粧箱に、こどもたち自身の手で大切にランドセルを収めて持ち帰ります。会場では同時に新たなランドセルの寄付も受け付けており、昨年は約650個もの温かい善意が集まるなど、循環型の支援の輪が広がっています。

活動の背景

「こどもの未来に希望を持たせることができないだろうか…」7年前、一人の母親から寄せられた、こどもの未来への切実な想いに、NPO法人次世代のチカラFUKUOKAの新村優理事長が深く心を動かされました。こどもたちの未来への可能性を広げ、すべてのこどもたちに平等な学びの機会を提供したいという思いから、活動は始まりました。
その後、九州産業大学造形短期大学部の森下慎也先生との出会いにより、学生のアイディアを盛り込むことで、活動は大きく広がりました。
この取り組みは単なる物の再利用ではなく、こどもたちの可能性を育む、温かな社会のつながりを創造する取り組みに発展しています。

参加者の声

(こどもたちとその家族)
「こんなに綺麗なランドセルをいただけて、本当に感謝しています。こどもが喜ぶ姿を見て、私まで嬉しくなりました」

(寄付者の声)
「大切に使ったランドセルが、新しい持ち主と出会えることが何より嬉しいです」

(プロジェクトリーダー:九州産業大学造形短期大学部 研究生 石田賀琳さん)
「参加者の方々からの『ありがとう』の言葉が、何よりの励みになりました。去年叶えられなかった北九州での活動も実現でき、感慨深いです」

(協力企業)
「地域のこどもたちの笑顔のために、私たちができることを実行する。それが企業としての誇りです」

これからのこと

現在、活動は、福岡市から飛び出し、久留米市、北九州市へと着実に広がっています。このプロジェクトは、地域の企業や団体との連携を深めながら、単なるランドセルの受け渡しを超えて、地域全体でこどもたちの未来を支える大きな取り組みへと成長しています。

「こどもまんなか社会」に向けて

「こどもたちの声に真摯に耳を傾け、一人の人間として尊重し合える社会。それが私たちの目指す『こどもまんなか社会』です。このイベントを通じて、こどもたちが安心して夢を育める環境づくりを、地域全体で進めていきたい」と森下先生は、語ってくれました。

 

九州産業大学造形短期大学部ホームページ
https://www.zokei.kyusan-u.ac.jp/

NPO法人次世代のチカラFUKUOKAホームページ
http://jisedainochikara.jp/

(取材日:2025年1月18日)

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