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事業者
地域・団体
県や市町村など

2025.04.17

綜合交通株式会社、有限会社 shonai 観光 、 新生堂薬局、飯塚市

安心して出産に臨むためのサポート – 飯塚市陣痛タクシー事業の取り組み

#こども・子育て応援 #共働き・共育て

■活動名
陣痛タクシー事業
■団体名
綜合交通株式会社(グリーンベルトタクシー)
有限会社 shonai 観光 (庄内タクシー)
新生堂薬局
飯塚市
■エリア
飯塚市

飯塚市で始まった「陣痛タクシー事業」は、行政(飯塚市)、総合交通株式会社(グリーンベルトタクシー)、有限会社 shonai 観光 (庄内タクシー)と新生堂薬局が協力して進める、出産を控えた妊婦さんの安全な移動を支援する取り組みです。専門研修を受けたドライバーと特別装備の車両により、妊婦の不安を軽減し、安心して出産に臨める環境づくりを目指しています。

具体的な活動内容

少子化が進む日本で、特に地方部では出産時の移動手段確保が課題となっています。飯塚市はこの問題に向き合い、「陣痛タクシー事業」を立ち上げました。

「陣痛タクシー事業」は住民に事前に緊急連絡先やかかりつけ医の情報を登録してもらうことから始まります。陣痛タクシーには飯塚市から無償で提供された防水シートや給水マット、消臭スプレーを完備し、万一の事態にも対応できる体制を整えています。ドライバーは妊婦体験を含む専門研修を受講し、妊婦さんの気持ちに寄り添ったきめ細かなサポートを提供できるように実践知識も得ています。

また、新生堂薬局からは陣痛時の妊婦に対する物品の収納バッグも飯塚市へ寄贈されています。協力体制の構築や登録後の連絡体制に苦心しながらも、行政とタクシー会社は連携を強化し、夜間対応も徐々に拡充するなど、着実に前進を続けています。

体験者の声

(ドライバー)
「妊婦の大切な瞬間に寄り添えることにやりがいを感じます」

(利用者)
「事前登録のおかげで安心して利用できました」

(行政担当者)  
「共働き世帯や核家族が増えるなか、妊婦さんからの問い合わせも多く安心して出産・子育てができるまちを目指して子育て支援の充実を図っていきます」

これからのこと

「陣痛タクシー事業」は、地域社会における妊婦支援のモデルケースとして注目されています。飯塚市は協力事業者の拡大を目指し、より利用しやすい環境づくりを計画しています。グリーンベルトタクシーの野上社長は、「安心して出産できる社会を目指し、地域の活性化にもつなげたい」と語り、地域全体で妊婦をサポートする体制の構築に意欲を見せています。

 

飯塚市ホームページ 陣痛タクシー事業

https://www.city.iizuka.lg.jp/boshihoken/jintsutaxi.html

(取材日:2024年10月11日)

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