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学校など
地域・団体

2025.03.26

学校法人嶋田学園 飯塚高等学校

地域と共に未来を築く―学校法人嶋田学園 飯塚高等学校の「街なか学園祭」

#こども・若者主体のアクション #体験型等こどもの育ち応援

■活動名
“こども目線”で楽しむ 「街なか学園祭」
■団体名
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校
連携団体:飯塚商工会議所・飯塚市商店街連合会・福岡大学・近畿大学・九州工業大学
■エリア
飯塚市

飯塚高等学校は、創立60周年を機に、かつて宿場町として栄えた飯塚市の商店街で、2年前から「街なか学園祭」を開催しています。この取り組みは、単なる学園祭を超え、地域の歴史と文化を活かしながら、街の活性化につながり、かつ、生徒たちの学びの場にもなっています。

具体的な活動内容

3回目となる今年のテーマは「こども」。生徒たちは実行委員会を中心に、近畿大学の学生と一緒にワークショップを重ね、トイレ設置にもチャレンジしましたが、自分たちの力ではどうしようもできない現実を目の当たりにして実現を断念。『それだったら、こども達が楽しいことをやろう!』と方向転換し、スタンプラリーや工作の企画、そしてステージが見えやすいように会場に板を置くアイディアを実践。当日は、飯塚市の本町・東町商店街を舞台に大々的に開催され、通路が人の頭で見えなくなるほど、数千人の来場者があり、こどもから大人まで賑やかな声がやまない一日になりました。

活動の背景

商店街はかつて宿場町として栄えた歴史的な背景もあり、地域との深いつながりを昔から大切にしてきた文化がありました。この学園祭はその歴史や文化を感じられ、しかも学校内の文化祭に留まらず、地域全体が関わることで、町全体を盛り上げたいという思いから実現した取り組みです。

参加者の声

(学園祭実行委員長の小田銀太さん/右)
「慣れない仕事や、プロジェクトを進める上で特に大学生や教授の先生と話すことも多く、それが大変でした。こどもたちが来てくれたことが一番うれしいです」

(学園祭実行副委員長の川端善太郎さん/左)
「しゃべること、企画することが苦手なので、みんなと協力して実現できたことが本当に良かったです」

(商店街の人の声)
「数十年ぶりに商店街が賑わい、人々が集まる様子を見て新しい可能性を感じた」

「準備段階では多くの困難もあったが、生徒や教員、地域住民が一体となったことで、大きな成果を得られた」

(親子で参加した人の声)
「こどもと大学生のお兄さんやお姉さんが一緒に遊んでくれて、とても喜んでいました」

これからのこと

飯塚高等学校の「街なか学園祭」は、地域と学校が一体となってこどもたちの未来を築くための重要な取り組みとして、今後も継続されていく予定です。嶋田先生は、「商工会議所や商店街、町内会など、地域の支援を受けながら、生徒たちが主体的に学び成長できる環境を整えることで、持続可能な地域社会の形成に寄与したいと考えています。それだけでなく、郷土愛を持った若い人材が育っているのが一番の宝かもしれません」と語ります。

また、「学園祭を通じて生徒たちが地域に貢献する姿勢を身に着けることができたのは大きな成果です。今後も地域の皆さんと協力しながら、さらに発展的な取り組みを進めていきたい」と意気込みを語ってくれました。

  

学校法人嶋田学園 飯塚高等学校ホームページ
https://iizuka.ed.jp/

(取材日:2024年10月2日)

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