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地域・団体

2025.03.26

はやめカッパ食堂

世代間交流で地域の課題を解決するこどもたちの居場所づくり

#居場所づくり・こども食堂 #こども・子育て応援 #体験型等こどもの育ち応援

■活動名
はやめカッパ食堂プロジェクト
■団体名
はやめカッパ食堂
■エリア
大牟田市

大牟田市駛馬地区の「はやめカッパ食堂」は、地域のこどもたちや高齢者が集まる居場所づくりを目的として、毎月開催されています。
地域ボランティアによって運営されるこの食堂のメニューは隠し味にこだわったカレーがメインで、平成31年から現在まで続いています。おいしいカレーを食べながら、世代間交流ができる場所を提供しています。

具体的な活動内容

「はやめカッパ食堂」は、毎月第四土曜日の11時30分から13時まで、駛馬地区公民館で開催されています。メインメニューは、カレーです。こどもは無料、大人は200円で提供されています。

料理教室の先生でもある汐待さんを中心にボランティアの皆さんが隠し味にこだわって作った特製カレーをお目当てに、駛馬地区に住むファミリー、こどもたち、公民館のスマホ教室に参加されたシニアの方々が続々と集まってきます。11月23日は、総勢145名が参加していました。

毎回、幅広い年代の方々が集まるので、世代間交流が生まれる大切な場所になっています。

活動の背景

地域の熱い思いから、平成31年にスタートした「はやめカッパ食堂」でしたが、新型コロナ感染拡大やその後の大牟田市の大水害で会場の施設が水に浸かってしまい、休止を余儀なくされました。

しかし、地域の方々の情熱の火は消えることはなく、その後新型コロナの感染拡大が収束に向かい、会場となる施設も目途が立ち、休止から約1年半後の令和4年5月に再スタートすることができました。

食堂の運営は、約20名のボランティアを中心に行われ、食材提供先、資金確保、NPO法人との連携が確立し、現在まで活動が続けられています。

参加者の声

「はやめカッパ食堂」の事務局長である北川さんは、こどもたちがやってくるたびに一人一人の顔をちゃんと見て、声をかけ、名前を呼び、グータッチで交流します。それをずっと続けているからこそ、こどもたちとの信頼関係が生まれており、「人が好き!」という駛馬地区の温かさを感じられる居場所になっています。

北川さんは、「駛馬地区は、高齢者が多い地域。その中でこの食堂は小さなこどもたちから、学生、そして高齢者のつながりを育む大切な世代間交流の場となっています」と語ります。

(参加したこどもの声)
「カレーがおいしかった!」

(ボランティアさんの声)
「来るのが楽しみです。おいしいカレーを作り続けたいです」

これからのこと

「はやめカッパ食堂」の皆さんは、「食堂だけではなく、何かをプラスすることで付加価値を高めたい」と考えており、おなかいっぱいになった後は、アンビシャス広場やスポーツチャンバラなど、こどもたちが安心して遊べる居場所を提供しています。

駛馬地区のボランティアの皆さんは、こどもたちや高齢者を見守る仕組みづくりを確立しようと、熱い思いを持って、これからも地域の方々との「つながり・絆」を築いていきます。

(取材日:2024年11月23日)

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